共犯者の自白以外に証拠が無い被告人を有罪にできるか

共犯者の自白と補強証拠の関係 日本の刑事訴訟法第319条第2項では、「被告人の自白だけで有罪とすることはできない」と定められており、補強証拠が必要です。では、共犯者の自白はどう扱われるのでしょうか? 主な論点 裁判例の考 […]

違法収集された証拠物の証拠能力が否定される場合

日本では、違法に収集された証拠だからといって、直ちに全ての証拠能力が否定されるわけではありません。 裁判所が、諸般の事情を総合的に考慮して、その証拠を採用するかどうかを判断します。この考え方を「相対的排除説」と呼び、日本 […]

承諾のない所持品検査が許される要件

対象者の承諾がない所持品検査は、原則として許されません。 しかし、特定の条件下では例外的に許容される場合があります。 原則:所持品検査は「任意」が基本 警察官による所持品検査は、法律に明文の規定があるわけではなく、警察官 […]

捜索差押許可状に基づく写真撮影行為の性質及びその適法性

1. 写真撮影行為の性質 捜索差押許可状の執行現場で行われる写真撮影は、それ自体が独立した強制処分(個人の意思に反して権利を制約する処分)なのか、それとも捜索・差押えに付随する任意処分(強制力を用いない活動)なのかが問題 […]

事実認定に先立つ訴因変更の要否と不要な場合の裁判所の措置

1. 事実認定に先立っての訴因変更の要否 (1) 原則:訴因の拘束力と「不告不理の原則」 まず、大前提として裁判所は検察官が設定した「訴因」に拘束されます。訴因として挙げられていない事実について、裁判所が勝手に有罪判決を […]

捜索差押許可状による捜索中配達された荷物の押収

最決平成19年2月8日(刑集61巻1号1頁)は、有形力を行使して捜索した事例に関する重要な最高裁判例です。この判例では、被疑者方居室に対する捜索差押許可状に基づき、捜索中に配達された荷物を押収できるかが争点となりました。 […]

捜索する場所及び押収する物の客観的範囲

捜索する場所および押収する物の客観的範囲は、刑事訴訟法に基づく令状主義のもとで厳格に特定される必要があります。これは、捜査機関の権限濫用を防ぎ、被処分者のプライバシーや財産権を保護するためです。 捜索する「場所」の範囲 […]

ICレコーダーによる自白獲得手続の適法性と自白の証拠能力

自白の証拠能力の基本原則 刑訴法319条1項:自白は「任意性」がなければ証拠能力が否定される。憲法38条2項:強制、拷問等による自白は証拠能力を否定。自白法則の趣旨は、虚偽排除・黙秘権保障・人権擁護にあるとされます。 I […]

ICレコーダーの伝聞証拠としての証拠能力

ICレコーダーの録音は、刑事訴訟法において伝聞証拠として扱われる可能性がありますが、状況によっては証拠能力が認められることもあります。 伝聞証拠とは? 伝聞証拠(でんぶんしょうこ)とは、刑事訴訟法において「供述者が公判廷 […]